妊娠・出産を機に、今の仕事をストップする時がくるかと思います。そこで出てくるのがお金の問題です。
今までなら、夫婦ふたりで働いていて、2ヶ所から収入があったので家計は大丈夫だったのですが、これから子どもが保育園や幼稚園に行くまでは、旦那の給料だけでやりくりしていく必要がありますね。
しかし、旦那の給料だけでは厳しいという現実が…。貯金があればいいけど、貯金もあまりないのでちょっと不安という方も結構いるかと思います。
そこでここでは、「お金がないときのやりくりはどうしたらいいの？」「家計を体質を改善するにはどうしたらいい」といった問題に答えていきたいと思います。
まずは固定費から見直す
まずは根本的に固定費が高くないですか？光熱費や通信費で削減できるところはないか見ていきましょう。
光熱費を見直す
2016年4月から電力自由化・ガス自由化が始まり、誰でも電力会社やガス会社を自由に選択できるようになりました。
そこで考えたいのが、「電力会社はこのままでいいの？」「もっと他にいいプランはないの？」というところですね。各家庭の電気使用状況を考えて、自分に合ったプランを選ぶことで、光熱費を節約していきましょう。
例えば、関西エリアの方であれば、「大阪ガスのファミリー応援プラン
」を利用することで、電気代を節約できたりします。
このプランは、電気をたくさん使う家族にお得な電気料金メニューになっています。赤ちゃんや子どもがいる家族であれば、普段から電気を結構使うので、お得になる確率が高いかと思いますよ。なお、詳しくは公式サイトをチェックしてください。
スマホを格安プランに変更する
ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアの標準的プランを夫婦二人で使っているという方は月額結構な金額の通信費を払っているかと思います。そんな方は通信費についても簡単に削減できるかと思いますよ。
例えば、auから出ているオンライン専用プラン「povo」では、基本料は0円、あとは必要に応じてトッピング。わたしは、データ追加3GB（30日間）をトッピングで、問題なく使えています。あと、携帯電話利用が多い月は、5分以内通話かけ放題550円/月の通話トッピングもしています。
こんな感じでわたしたち夫婦2人はpovoを利用していて、月の携帯電話料金は2人合計で約3000円ぐらいです。携帯キャリアの標準プランと比べて5000円ぐらいは安いかと思います。
povoはオンライン専用プランで格安プランになっていますが、通信はau回線なので、通信品質もOKです。一般的なスマホユーザーならpovoで十分かと思いますよ。
今入っている保険を見直す
今入っている保険も見直し対象です。今加入している保険が本当に必要かゼロベースで見直していきましょう。
- かなり前に保険に入ってからそのまま継続しているけど大丈夫？
- 今の保険料は払い過ぎになってないですか？
- 出産で家族構成が変わったけど、今の家族に合った保険は？
- そもそも私にとって保険は必要なもの？
など、今加入している保険を再検討しましょう。保険のプランを見直して必要・不要な項目を整理すれば、月々に支払う固定費を抑えることができますね。
もし、自分は保険について詳しくないし、どうしたらいいかわからないという方は、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーに無料相談してみるのもありかと思います。
生活費を抑える方法は？
続けて固定費だけでなく生活にかかる変動費も削減していきましょう。まずは、買い物の頻度を減らす。外食を極力控える。あと、里帰り出産を考えている方は、早めに里帰りするという手もありますね。
買い物に行く頻度を減らす
休日となるとショッピングモールに行くのがルーティーンになっていませんか？
元々はショッピングモールで食料品だけを買う予定だったのに、ついつい服や雑貨など予定以外のものも買ってしまったということもあるのでは。
まずは、何かあったらショッピングモールに行くという習慣を変えてみたらどうでしょう。そうすれば何かモノが欲しいという誘惑から逃れることができるのでは。
あと、何かあったらコンビニに行ってちょこちょこ買い物していませんか？コンビニは近くにあって便利ですが、決して安くはありません。そもそもコンビニでそんなに買う必要があるのでしょうか？
交通費や手間などを考えたら、店舗で買うより「Amazon（アマゾン）」などネットで買った方が結局安くつくのではないでしょうか。
外食を極力控える
外食代もバカにはなりません。夫の昼食・飲み物は持参させる、お弁当を持参する。外出する際も、極力外食は控え、なるべく家で食べるようにしましょう。
いきなりは難しいという方は、今までより外食の回数を減らすようにしていきましょう。
早めに里帰りする
あと早めに実家に里帰りすることで、生活費を抑えることもできます。生活が苦しい時は、親に少し頼ってみるのもありかもしれませんね。
在宅でお金を稼ぐ
家の支出を見直したら次は収入を増やせる手段はないか考えてみましょう。今はメルカリなどで不用品を売ってお金にしている人も結構いますよ。在宅でもお金を稼げないか考えてみましょう。
メルカリなどを使って不用品を売る
家を整理していると不用品も結構あるのではないでしょうか。もう何年も来ていない服やもう読むことがなさそうな本、そのほか家の押し入れにずっと眠っているものはないでしょうか。
そんな不用品をフリマアプリで売ってみてはいかがでしょうか。「メルカリ」ならユーザー数も多く、思ったより簡単に売れたりします。実際にわたしも着なくなったコートやシャツ、本、延長コートなど結構いろいろメルカリで売ってきました。
メルカリで不用品を売ることから始めて、次のステップとして自分の商品を売っていくのもいいかと思いますよ。
だけど、フリマアプリはちょっと自信がないかもという方は、「買取王子」といったネット宅配買取サービスを利用してみるという手もありますね。
買取王子では、送料無料の宅配便で、自宅に居ながらリサイクルすることができます。取り扱い商品は古本・漫画・ＤＶＤ・ＣＤ・ゲームを中心に、家電・金券・貴金属・ゴルフ・ブランド品まで、取扱品目約６０種類と多種に渡ります。
手数料は全て無料。送料、引取料、査定料、返送料は一切かからないので試してみては。
クラウドソーシングで在宅ワーク
在宅ワークといえば、クラウドソーシングがありますね。「クラウドワークス
」などクラウドソーシングのサイトには、「ライティング・記事作成」「データ入力」「ロゴ作成」「イラストの作成」「翻訳」など多くの仕事が募集されています。
仕事は本当に色々あって、初めて利用する方でもできそうな仕事は結構あるかと思います。そういった在宅でもできる、自分の能力を活かした仕事をやってみるのもおすすめです。
まずはできるところから実績を積んでいって、信用を増やしていけば仕事も取りやすくなります。新しいお金を稼ぐ手段として取り組んでみるのもいいかと思いますよ。
それでもお金が足りない時は
支出や収入の面でできることはやってみたけど、今すぐに家計の改善は厳しいという方は、キャッシュカードを使って支払いを遅らせたり、最終手段として市区町村から貸付を受けることも考えていきましょう。
クレジットカード払いで支払いを後回しにする
クレジットカードのボーナス払いを使うなどして、支払いを後回しして、一時的に厳しくなったキャッシュフローを落ち着かせるのも手です。クレジットカード払いならポイント還元もあるので現金よりお得ですね。
ただその際、間違ってもリボ払いなど、後々の利払いに困るような支払い方法は設定しないようにしてくださいね。
親からお金を借りる
外からお金を借りるのは、高い利子を払うことにもなり、あまりおすすめできません。苦しい時は親に頼ってみてはいかがでしょうか。自分のプライドもあるかもしれませんが、最後お金を返すのは自分です。
親なら、苦しいときでもきっと助けてくれます。出産でこれからお金がかかるというのは、親なら話せばわかってもらえるかと思います。
親にお金を貸して欲しいというのはあまり言いたくない話ですが、苦しい時ほど親を頼ってみてはいかがでしょうか。
市区町村から貸付を受ける
今はコロナ禍ということもあり、公的なところからお金を借りやすくなっています。例えば、お住まいの社会福祉協議会に連絡して、生活が苦しいということを伝えると、「緊急小口資金」そして「総合支援資金」の特例貸付を受けることが可能です。
緊急小口資金は最大20万円の貸付を受けることができます。そして、緊急小口資金の貸付後においても生活が厳しい状況にある場合、総合支援資金の貸付も受けることができます。総合支援資金は、二人以上世帯の場合、月20万円以内を最大3ヶ月借りることができます。
生活に困っている方は、お住まいの社会福祉協議会に連絡してみるといいかと思います。
さいごに
いかがだったでしょうか？収入を増やすこと、支出を減らすこと、このどちらも大事ですが、まずは支出の見直しの方がやりやすいかと思います。
特に月々掛かってくる固定費が減らせたら、少しでも楽になるのではないでしょうか。まずはできるところから支出から見直してみてください。
大事なのは、収入と支出のバランス。身の丈に合った生活、暮らしをしていくことが求められます。正直、無駄な出費、消費をしなければ、多少給料が少なくともなんとかやっていけるのではないでしょうか。
今は旦那の給料だけで家計が大変かもしれませんが、今の生活、ライフスタイルを見直して、お金がうまく回るようにしたいものですね。
なお、これからちゃんと家計を見直していきたいと考えている方は、一度ファイナンシャルプランナーに無料相談してみるのもおすすめです。お金のプロがあなたに合った改善方法を無料で提案してくれますよ。
