子供の教育費や自身の老後資金など、これからまだまだお金が掛かる子育て世代にとって、お金はできるだけ増やしていきたいものです。
ただ、超低金利時代が続く日本では、銀行にお金を預けているだけではお金は増えません。自分のお金は、投資で運用していく必要があるのではないでしょうか。
そこでここでは、子育て世代におすすめの投資方法について見ていきたいと思います。
投資を始める前にまずは準備
投資できる資金を作ろう
投資を始めようとしても投資するお金がなければ何も始まりません。まずは、投資できる資金を作る必要があります。
そのためには、日々の固定費や消費をなるべく減らすようにして、月の生活費が常にプラスになるような体質を作っていく必要があります。
そうして、まずは投資資金100万円を目標に貯めていってください。100万円といったら大変と思う方もいるかもしれませんが、月々3万円貯金する、ボーナスは投資のために残しておく。こんな感じで行けば、1年で100万円の資金は準備できるのではないでしょうか。
まずこれぐらいできる自律できる人でないと、投資ではなかなかうまく行かないのではないでしょうか。
今の自分から変わるための最初の一歩。ズルズルと後回しにするのではなく、思い立った今から始めて見てください。そうしないといつまで経っても投資できません。
投資の勉強をしよう
投資資金を作ると同時に、投資の勉強も始めておいてください。
投資のマーケットにはプロも素人も一緒に参加しています。そして、この投資の世界では、ゴルフみないなハンデキャップがありません。プロも素人も同じマーケットで戦っています。
そんな世界を想像していてください。これがあなたが戦うマーケットです。
カモにされないためには、投資の勉強が不可欠です。あなたの周りに投資でうまく行っている人がいれば、その人から話を聞くのもありですが、なかなかそんな人脈もない人がほとんどかと思います。
そんな人は、投資の神様「ウォーレン・バフェット」氏の本あたりから勉強するのがいいかと思います。勉強するなら、その世界で成功している人から学びましょう。
わたしも、ウォーレン・バフェット氏の「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」やロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん 貧乏父さん」など、投資やお金に関する本をいっぱい読んできました。
本からでも学べることはいっぱいあります。ぜひたくさん本を読んで、ファイナンシャルリテラシーを高めていってください。
投資を開始!子育て世代におすすめの投資方法は?
成長銘柄に長期投資する
子育て世代の方は、仕事に子育てに忙しく、マーケットに常に張り付くことはできないかと思います。そんな方におすすめしたいのが、成長銘柄の長期投資です。
長期目線で今後成長できる銘柄に投資していたら、いちいち日々の上げ下げを気にしなくてもいいのではないでしょうか。
成長する銘柄をなぜ今売る必要がありますか?成長するのであれば、そのまま持っておく方がいいですよね。そんな投資を目指してみてください。
その際、大事になってくるのが銘柄選びです。成長できるいい銘柄でなければ、いくら長期保有していても一向に上がりません。
今後、どこの国にチャンスがあるの?そしてどの産業が今後伸びていくのか?世界はどのようになっていくのか?考えてみてください。
例えば、ソフトバンクの孫正義さんは、今後はAIの時代が来ると考えて、AI関連の銘柄に投資しています。
ソフトバンクが投資している「ソフトバンクビジョンファンド」の投資先は、ソフトバンクGのIRページで公開されています。こちらのページにある決算説明動画を見てみても参考になるかと思います。
そうして、自分も今後の成長銘柄を探してみてください。未来がどうなるか、どんな会社が今後伸びるか考えてみるのも面白いものですよ。
複利の力を利用する
20代30代子育て世代の最大の資産は時間です。投資を早く始めれば始めるほど方が、複利の力をより利用することができます。
例えば、30歳の方が老後で引退するまでの30年間、想定利回り年平均5%で、月3万円投資していくとします。
そうすると、30年後は元本1080万円に対して、2496.8万円の資産になっています。月3万円の投資でもここまでの資産を築くことができます。すごくないですか。これが複利の力です。
さらに、利回りが高かったり、さらに投資資金が多かったりするとこのシミュレーションよりさらに多くの資産を築くことができます。
もちろん、投資なのでリスクはありますし、自分の思い通りいく保証は一切ありません。そのためには投資の勉強も必要です。それでも投資をやってみる価値は十分にあるのではないでしょうか。
例えば、利回り5%であれば、アメリカの代表的インデックス「S&P500」に投資するという手もありますね。ちなみに、S&P500の平均利回りは年5〜9%。これはここ20年、30年で見たときの年平均利回りになります。
今後については誰もわかりませんが、それでも世界が成長する限り、同じくして成長していくことが考えられます。
投資信託はあまりおすすめしない
わたしは投資に詳しくないので、プロに任せたい。投資信託だとプロが運用するので安心。という方もいるかもしれませんね。
ただ、投資信託だと手数料が掛かってきます。その手数料で1%ぐらい取られます。たかが1%と思うかもしれませんが、この1%は複利で見た時大きな金額になります。
例えば、先ほどは30年間、想定利回り年平均5%で月3万円投資するシミュレーションをしましたが、ここでは、想定利回りが1%下がって年平均4%で見ていきます。そのほかの条件は全て同じです。
そうすると、30年後は元本1080万円に対して、2,082.1万円となります。1%利回りが下がるだけで400万円以上資産額が変わってきます。
手数料も考慮に入れると、投資信託であれば、「S&P500」といったインデックスに投資する方が資産が増える確率が高いかと思います。なので、個人的には投資信託はあまりおすすめしないです。
お金や投資を人任せにするのではなく、自分のお金は自分で運用、管理することをおすすめします。
貯金と投資の割合について
投資するにあたって、貯金と投資の割合をどうするか、どれくらいならリスクを取れるか考えることも大事ですね。これはそれぞれの家庭の状況などによって変わってくるかと思います。
投資は余剰資金で行い、最悪その資金が大きく目減しても生活に支障がないようにしていきたいですね。ギリギリまで投資に回していると、もし何かあった時現金がなくてキャッシュフローが問題になります。
まずは負担のないところから少額ではじめていって、投資をしながら経験を積んでいくのがいいのではないでしょうか。無理は禁物。手に汗をかかない程度で、ドキドキしない程度の金額で投資をしましょう。
将来がどんな世界になっているかイメージしてみよう
投資は、今後の成長に投資して、そのリターンを分前として受け取るものです。それであれば、未来がどんな世界になっているのか?日本はどうなっているか?考えていく必要がありますね。
おそらくこれからは、自動運転の世界がやってくるでしょうし、AIやメタバースの世界も発展してくるでしょう。そんな世界ではどんな会社が活躍しているでしょうか?考えてみてください。
これからの世界は、よりグローバル化が進むかと思います。投資対象は世界です。日本だけに限らず、世界を見て行きましょう。そのためには、いろんなところに出かけて、いろんな世界を見てみるのもいいかと思います。
人が集まるところにお金も集まってきます。あなたも今後どこにチャンスがあるか、アンテナを張って見ていってください。いいチャンスに巡り会えたらいいですね。
それでは、Good Luck!