最近では、晩婚化が進み、高齢出産の方も結構いるのではないでしょうか。女性の出産年齢は年々上がる傾向にあり、アラフォー(35~44歳)で出産する人は28.4%。実に4人に1人以上はアラフォーママとなっています。
高齢出産の場合、出産後から定年退職までの期間が短くなります。「子どもの進学先は?」「いつまで働く?」「老後はどう暮らす?」など、今後のライフプランについて早めに計画を立て、準備していくことが大事になってきます。
そこでここでは、アラフォーで出産した場合のライフプランとして、教育費と老後資金をどうしたらいいの?という問題について見ていきたいと思います。
今から子どもの教育費を準備していく必要がある
アラフォーで出産した場合、子どもが大学に進学する頃自分の年齢は60歳前後になります。
仕事にもよりますが定年で退職し、老後に差し掛かっていく年代なので、この先大きな収入は見込めないかと思います。そこで、出産直後から着実に教育費用を準備することが必要となってきます。
アラフォーともなると、収入はある程度安定しているかと思います。子どもが小さく、まだ教育費にお金が掛からない今から教育費を貯めていきましょう。
教育費の準備には、貯金だけでなく、投資でお金を増やしたり、学資保険といった手段もあります。これは各家庭のお金の状況に合わせて、自分たちに合ったマネープランを考えてみてください。
自分の老後資金を準備する期間が短い
さて、子どもが社会人になり独り立ちしたら、一般的にはそこからが自分の老後資金を貯める時期になります。しかし、アラフォーの出産だと、どうしても老後までの期間が短くなります。
仮に老後を65歳からと考えてみましょう。25歳で出産したら子どもの独立は47歳。65歳までには28年間あります。貯蓄と運用で老後資金を作るための期間として有効活用できそうです。
一方、40歳の出産の場合、子どもの独立は62歳、65歳までは3年間です。3年で資産形成は期間が短すぎますね。そのため、アラフォーで出産された方は少しずつでもいいので早いうちから老後資金の準備に取りかかっていきましょう。
なかには、老後は年金があるからなんとかなるのではないかと思っている方もいるかもしれませんが、年金を受給できる年齢は徐々に上がっており、自分が高齢者になる頃に、現在と同じ年齢から受給できるかどうかはわかりません。
このような状況で年金に100%頼るのはリスクが高いです。年金はあてにならないので、老後資金は自分でしっかり準備する。老後は、今まで作ってきた資産でなんとかなるぐらいの状況を作れれば理想的ですね。
生活費の削減、固定費から見直していこう
子どもの教育費や将来の老後資金を準備するにあたり、まずは生活費の削減、固定費を見直し、今よりお金が貯まる体質を作っていくことが大事になります。
固定費であれば、光熱費の見直し、通信費(スマホ)の見直すあたりは簡単にできるところになるかと思います。
光熱費の見直し
2016年4月から電力自由化・ガス自由化が始まり、誰でも電力会社やガス会社を自由に選択できるようになりました。
そこで考えたいのが、「電力会社はこのままでいいの?」「もっと他にいいプランはないの?」というところですね。各家庭の電気使用状況を考えて、自分に合ったプランを選ぶことで、光熱費を節約していきましょう。
例えば、関西エリアの方であれば、「大阪ガスのファミリー応援プラン」を利用することで、電気代を節約できたりします。
このプランは、電気をたくさん使う家族にお得な電気料金メニューになっています。赤ちゃんや子どもがいる家族であれば、普段から電気を結構使うので、お得になる確率が高いかと思いますよ。なお、詳しくは公式サイトをチェックしてください。
スマホを格安プランに変更する
ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアの標準的プランを夫婦二人で使っているという方は月額結構な金額の通信費を払っているかと思います。そんな方は通信費についても簡単に削減できるかと思いますよ。
例えば、auから出ているオンライン専用プラン「povo」では、基本料は0円、あとは必要に応じてトッピング。わたしは、データ追加3GB(30日間)をトッピングで、問題なく使えています。あと、携帯電話利用が多い月は、5分以内通話かけ放題550円/月の通話トッピングもしています。
こんな感じでわたしたち夫婦2人はpovoを利用していて、月の携帯電話料金は2人合計で約3000円ぐらいです。携帯キャリアの標準プランと比べて5000円ぐらいは安いかと思います。
povoはオンライン専用プランで格安プランになっていますが、通信はau回線なので、通信品質もOKです。一般的なスマホユーザーならpovoで十分かと思いますよ。
保険の見直し
今加入している保険も見直し対象です。出産に伴い、ライフスタイルが変化。今の保険はライフプランに合ったものになっていますか?今まで何となくで入っていた保険、そもそも保険は必要?
今後お金が必要なところはいくらでも出てきます。その貴重なお金をうまく管理し、お金に困ることがないようにしていきたいものですね。
家庭に状況に合わせたライフプランを考えていこう
今後予想される大きな金額がかかるイベントとしては、車の買い替え、子どもの教育費、住宅購入、そして老後資金があります。今の家計の状況、収入と支出のバランスを考えて、今から現実的なライフプランを考えていく必要がありますね。
事前にこれらを考えておけば、まだそれなりに準備する時間があるので、今からであれば何とかお金のやりくりができるでしょう。
あと、収入を増やすのは大変ですが、支出を減らすことは頑張ればできるかと思います。シンプルライフを心がけ、日々の生活から節約の意識をしっかり持ちましょう。
お金とうまく付き合って、家族みんなの希望が叶うそんなライフプランを作っていってくださいね!