「働きたい」「社会と接点を持ちたい」ものの、仕事と子育てのバランスを考えるといつから働き始めたらいいか悩まれるママは多いのではないでしょうか。
仕事を始めるとなると、子供のとの時間を減らすことにもなりますし、自分だけの時間は減ります。専業主婦が働き始めるタイミングは、何を優先したいかや、家庭の事情によっても変わってきます。
そこでここでは、専業主婦が働くのにおすすめのタイミング、ママの仕事復帰について考えるみたいと思います。
専業主婦が働くおすすめのタイミングについて
子どもを保育園に入る前に働き始める
考えられる専業主婦が働くタイミングとしては、子どもが保育園に入る前になります。保育園の前に仕事復帰すれば、保育園探し(保活)の際、優位に働きます。また、ブランクを空けずに仕事に復帰できるのもメリットです。
一方、家事・育児・仕事の負担が大きく、これらをうまく回すのは結構負担になります。また、子どもの風邪や発熱などで欠勤や早退が多くなることも。
子どもが幼稚園に入ってから働き始める
次に考えられるのが、子どもが幼稚園に入ってからのタイミングになります。
幼稚園は9:00-14:00が基本の時間ですが、延長保育がある幼稚園もあります。こんな感じで延長保育や夏休み預かりがある幼稚園であれば、仕事も両立でき、しっかりとした働き方も可能になってきます。
ただし、保育園への送迎や食事の支度、家事などもする必要があるので、残業が少ない会社だったり、家や保育園から近い会社を選ぶといった対応が必要ですね。
失業保険の受給が終わるタイミングで働き始める
妊娠・出産したママには、退職後1年以内でもらい終わるはずの失業給付の受給期間を、プラス3年先延ばし(延長)できる特例処置が設けられています。
この特例処置を最大限生かして最長4年失業給付金を受け取り、子育てが一段落してから仕事に出るのもいい選択肢ですね。
子どもが小学校に入ってから働き始める
子どもが小学校に入学してから働き始めるのもいいタイミングです。子どもが小学校に入ってから働き始める場合、送迎の必要がなくなり、仕事との両立がしやすくなります。学童を利用すれば、長期休暇中や放課後時間でもガッツリ働けます。
ただ、小学校に入るまで専業主婦だと、ブランクが結構空き、年齢的にも仕事復帰のハードルが上がるかもしれませんね。
仕事復帰を考え始めたタイミングから仕事探しを始めよう
実に4人のうち3人がワーママの時代。あなたも働くタイミングを考えているということは、そろそろ専業主婦から卒業して仕事を始めてみる時期に来ているのではないでしょうか。
仕事を探すとき、ブランク期間が短い方がいいです。また年齢が低い方がハードルが下がり、見つけやすいです。
まずは、どんな求人があるか見てみるところから始めてみるといいでしょう。自分の条件に合ったいい求人が出てきた時にチャンスを掴めるように今から準備を始めていくことをおすすめします。
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公的機関の就業・再就職支援について
公的機関では以下のように子育てママの就業・再就職支援を行なっています。このような支援制度を活用するのもいいでしょう。
マザーズハローワーク・マザーズコーナー
マザーズハローワーク、マザーズコーナーは、子育てをしながら就職を希望する女性等を対象に職業相談や職業紹介等を実施する専門相談拠点です。全国200箇所以上(マザーズハローワーク 21箇所、マザーズコーナー 183箇所)に設置されています。
マザーズハローワークやマザーズコーナーでは、キッズコーナーを設置するなど、子ども連れで来所しやすい環境を整備しており、担当者制による職業相談や職業紹介を実施しているほか、仕事と子育てが両立しやすい求人の開拓や、保育所、地域の子育て支援サービスに関する情報提供等を行うなど、きめ細かな就職支援を行っています。
求職中の方を対象としたハロートレーニング
ハローワークで求職中の方を対象に、就職に必要な技能や知識を身に付けるための様々なハロートレーニング(公的職業訓練)を無料で実施しています。
ハロートレーニングとして、主に雇用保険受給者の方を対象とした「公共職業訓練」と、主に雇用保険を受給していない方を対象とした「求職者支援訓練」をそれぞれ実施しています。
育児等で離職した女性の再就職が円滑に進むよう、育児等と両立しやすい短時間訓練コースや訓練受講の際の託児サービスを実施しています。
求職者支援制度
求職者支援制度は、再就職、転職、スキルアップを目指す方が、月10万円の生活支援の給付金を受給しながら、無料の職業訓練を受講する制度です。訓練開始前から、訓練期間中、訓練終了後まで、ハローワークが求職活動をサポートします。
離職して雇用保険を受給できない方、収入が一定額以下の在職者の方などが、給付金を受給しながら訓練を受講できます。給付金の支給要件を満たさない場合であっても、無料の職業訓練を受講できます。
デジタル分野、介護分野、医療事務分野、IT分野、デザイン分野など、様々な分野について、民間の教育訓練機関等で、無料の職業訓練を受講できます。
育児等で離職した女性の再就職が円滑に進むよう、育児等と両立しやすい短時間訓練コースや訓練受講の際の託児サービスも実施しています。求職者支援制度の申込み、相談、問合せは、ハローワークで受け付けています。
さいごに
いかがだったでしょうか?専業主婦が働き始めるタイミングは、何を優先したいかや、家庭の事情によっても変わってきます。ママとパパが相談しながら、自分の家庭に合った働き方を考えてみてください。